アトピー性皮膚炎 4歳の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
4歳 女の子
1年ほど前からアトピー性皮膚炎で全身が紅くなり、痒みも酷い為、漢方薬で根本的に治したいと来店されました。
離乳食は生後5カ月頃から始めたそうです。
生後6カ月頃から口の周り、足、首が紅く炎症が出てきたそうです。
熱くなると痒みが酷くなり掻いてしまうそうです。
体がジュクジュクした膿がでてくる部分もあります。
病院ではエクラー、ワセリン、キンダベート、ロコイド、リンデロンを外用でもらい、リザベンとザジテンを内服でもらっているが全然変わらないそうです。
顔、首、お腹、膝、太もも、足など全身が真っ赤っかの状態です。
菓子、揚げ物、牛乳、卵類が多いそうです。
中国医学的に診ますと『血熱旺盛』、『湿熱腑実』の状態と考えます。
その為、体の熱毒素を体の外へ排泄していく漢方、胃腸の消化を助けていく漢方、体の余分な水分を排泄していく漢方を中心にお渡ししました。
1カ月ほどしますと、赤みが減って、ジュクつきも無くなってきたそうです。
痒みも治まってきているみたいで、あまり掻かなくなってきているそうです。
半年ほどしますとかなり赤みが消えて、膝の裏が少し痒いぐらいで、かなり良くなられました。
お風呂上がりと眠る前が熱くなって痒くなる事がありますが、以前とは全然違うそうです。
体調がいい為、しばらく続けて頂いております。
離乳食はできるだけ遅い方がいいと考えています。(おっぱいが出る場合は1年ぐらい母乳の方がいいと思います)
食生活を改める事でも体質は変わってきます。
赤ちゃんはまだまだ、胃腸をはじめ、各臓器が出来上がっていません。
その為、離乳食が早くなる事で胃腸に負担がかかり、消化不良を起こし、乳児性湿疹の原因になりることもあります。
赤ちゃんの頃からステロイドを使いすぎますと皮膚が像の皮のようにゴワゴワになってきます。
皮膚がゴワゴワになりますと、綺麗な皮膚に戻すのにとても時間がかかります。
ステロイドは使い方によっては良くなる事もありますが、慢性的に続けることで良くない場合もあります。
ステロイドは医師と相談して上で正しく使用しましょう。
病院などで言いにくい事は私たちの様な薬剤師に相談して頂いてもよいと思います。
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